TBS系の情報番組「噂の!東京マガジン」で、若い女性に料理を作らせるコーナー「やって!TRY」は、長年続くコンテンツとして知られている。
若い女性ばかり紹介したり、料理に失敗する様子を取り上げたりする内容に、以前からネット上では批判的な意見も上がっていたが、番組内容が「アップデートしてる!」と注目を集めている。
料理に失敗する男性も出るように
「平成の常識 やって!TRY」は、街で若い女性に与えられたお題の料理を作ってもらうコーナー。主に若い女性を取り上げており、料理に失敗する様子にナレーションがツッコミを入れていくのが特徴的。最後にプロの料理人がスタジオでお題の料理を作り、コーナーは終わる。
番組内容に対し、ネット上では以前から批判的な声も上がっていた。「番組出演者の男性たちは女性の料理する姿を傍観しているけど、自分ではどのくらい料理ができるのか」と冷ややかにみる声や、「『女は料理できなきゃ駄目だ!』っていつの時代の話だよ」などとする意見などさまざまだ。
そんな番組コンテンツが、「アップデートしてる」といった趣旨の指摘する発言が、2019年3月3日の放送後にツイッター上に相次いで投稿された。
3月3日の放送では、お題のチャーハンに対し、料理に成功する女性や失敗する男性、失敗したが母親と祖母から正しい作り方を教えてもらう女性が登場した。ツイッターではこうした点に触れ、
「今までずっと『若い女の子が料理失敗する様子を延々と笑いものにするコンテンツ』って認識だったけど、ちゃんと変わってるんだね。これ、絶対最近の流れが影響してると思う。嬉しいよ」
「台所に立ったこともないようなおじさんたちにあれこれ言われ笑われることを許す出演者もコメンテーターも気持ち悪かった。(略)世の中はいい風に変わっていくこともたくさんありますね。よかった」
「この番組、なんで女の子だけ...ってずっとイライラしてたけど、男の子も出てくるようになったんですね。また新しい気持ちで見られそう」
など、番組の変わりぶりを前向きにとらえるリプライが相次いだ。
J-CASTニュース編集部では3月4日、TBSの広報部に番組内容の変化について書面で問い合わせをしたうえで電話をしたところ、
「いろいろ勘案した結果、お答えすることはない」
とのことだった。