女子ハンド世界選手権、PRバナー2種を「配慮に欠ける」指摘で撤去 「手クニシャン」「ハードプレイ」が物議

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   2019年11月から熊本で開催される女子ハンドボール世界選手権PRのため、熊本市内に掲示されていた街灯バナーの一部に「配慮に欠ける表現があった」との指摘があり、2019年3月2日、熊本国際スポーツ大会推進事務局がバナー2種を撤去、差し替えを行ったと発表した

   取り下げられたのは「手クニシャン、そろってます。」「ハードプレイがお好きなあなたに。」の2点だ。

  • 撤去されたPR用の街灯バナー。ツイッターから投稿者の許可を得て掲載
    撤去されたPR用の街灯バナー。ツイッターから投稿者の許可を得て掲載
  • 撤去されたPR用の街灯バナー。ツイッターから投稿者の許可を得て掲載

「あるある」「豆知識」をコピー化したが

   熊本国際スポーツ大会推進事務局は3日、J-CASTニュースの取材に、バナーは2018年12月27日から掲示していたものだと説明した。

   女子ハンドボール世界選手権は2年に1度開催される、女子ハンドボールの世界一を決定する大会だ。2019年は11月30日~12月15日にかけ、熊本県内の5会場で開催される。バナーはそのPRのため設置されたもので、「時速100キロを、6mの距離からぶん投げます」「ディフェンス練習が、ほぼ、ぶつかり稽古」など、ハンドボールにまつわる豆知識や「あるある」をコピーとして採用した。コピーは全33種類という。掲示直後の地元紙・熊本日日新聞では「ジワジワと話題が拡散している」と好意的に伝え、事務局も「次のコピーは何だろう、と楽しみながら街を歩いてほしい」とコメントしていた(2018年12月31日付朝刊より)。

   3月に入り、そのうち上記の2点の写真がツイッターで拡散され、物議をかもしていた。事務局によれば、これに加えて公式サイトの問い合わせフォームからも複数の意見が寄せられたといい、2日に撤去、現在は別のコピーが書かれたバナーに差し替えられている。

   事務局は公式サイトでのお知らせで、「大変ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした」と謝罪、「今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後の活動に活かして参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます」との反省の弁を記している。

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