米朝首脳会談が不調に終わった直後のタイミング
2月25日に「千里馬民防衛」サイトが「週内の重大発表」を予告した際の朝鮮日報(日本語ウェブ版)記事によると、その段階では、昨18年秋に行方が分からなくなった北朝鮮の前イタリア大使代理の亡命情報の公開などの可能性があると指摘していた。
また、今回の宣言があった日と同じ3月1日は、日本による植民地支配下の朝鮮半島で解放を求めた「3・1独立運動」から100年に当たり、韓国で式典が行われた。また、ベトナムで行われていた米朝首脳再会談が、合意に至らないまま終わった(2月28日)直後のタイミングでもある。「臨時政府」宣言が、金正恩氏の体制へ何らかの影響を与えるのか否か、行方が注目される。