国籍変更問題が深刻な卓球連盟が取った措置とは...
この問題を深刻に受け止めた国際卓球連盟(ITTF)は、同連盟主催の世界選手権やW杯などの国際大会において、21歳を過ぎて国籍を変更した選手は、これらの国際大会への出場を認めないとの規定を定めた。ただ、五輪に関しては国際オリンピック委員会(IOC)管轄のため効力は及ばず、IOCの規定に従う形となっている。IOCは帰化選手に関して、国籍変更後、3年間は新しい国の代表になることを認めておらず、公平性を保つために代表入りするまでに一定の期間を設けている。
最近ではサッカーのアジアカップでカタール代表の選手の国籍違反問題が話題になるなど、中東ではサッカーや陸上の帰化選手が増加している。スポーツの国際化に伴い、アフリカや中国選手が国籍を変更するケースが世界中でみられ、スポーツ選手の国籍問題は年々深刻化している。