乾物売り場に「ほうれん草」放置 スーパー客のマナー悪化に苦言多数

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「生鮮食品なら、衛生上よくないので廃棄される」

   商品を別の棚に置きっ放しにし、知らんぷりをするといったマナーの悪い客は増えているのだろうか。

   東京都内のあるスーパーの店長は2月26日、「毎日ではありませんが、週1回は見つけますね」と取材に明かした。

「戻すのが面倒くさいなどと、冷凍食品や生鮮食品を常温の棚に置いたままにしたりするケースです。温度帯が違いますので、生鮮食品なら衛生上よくありませんので廃棄することになります。ほかのお客さまが見つけた場合も、自分で元の売り場に戻すのではなく、従業員に言っていただきたいですね」

   また、大阪府内の生鮮食品スーパーの店長は、「野菜が普通の棚に置かれたり、冷凍庫で凍らせてダメにされたりすることなどは、たまにありますね」と話す。

「ほかに置くところがなくて、忘れてしまったりするケースもあるようですね。ジャガイモなどの土物などなら元の売り場に戻せますので、お客さまが気付いてそうしてくれるのはありがたいと思っています」

   全国スーパーマーケット協会の広報担当者は、こう話す。

「買い物途中でいらなくなったりなど、前々から多い話ですね。SNSの時代ですので、注目されたのでしょう。各スーパーで対策を実際にするのは、難しいでしょう。商品は元に戻して下さいなどとアナウンスすれば、クレームが付いて客離れにつながることもありますから。客商売なので、あまり注意もできないのではないですか。今回のことで、少しでも商品を置きっ放しにする人が減ってくれればありがたいと思っています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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