人気アイドルグループ「乃木坂46」のライブ会場で、アラブ首長国連邦(UAE)の「閣下」を名乗る人物からの祝花を見つけたと、ツイッター上で写真が投稿された。
現地大企業の幹部のようだが、どんなつながりがあるのか。J-CASTニュースでは、所属事務所に話を聞いた。
「滝沢歌舞伎」にも祝花...もしかして?
「祝 乃木坂46様」。赤いバラなど色とりどりの花の中に、こんなタイトルで、UAE の企業「アル・ナブーダ・グループ」の「アハメド・アル・ナブーダ閣下」名の立て札が立っている。
この祝花は、2019年2月21~24日に京セラドーム大阪で行われた乃木坂のデビュー7周年記念ライブの会場に飾られてあった。
乃木坂ファンの「ゆうた」さんは23日、この写真をツイッターに投稿し、「乃木坂46とアラブ首長国連邦の関係性は?」と興味を示した。
「アハメド・アル・ナブーダ閣下」からの祝花は、ジャニーズの滝沢秀明さん(36)が座長を務めて18年4、5月に東京都内であった「滝沢歌舞伎」の会場にも飾られていた。滝沢さんは、プライベートでのUAE訪問が縁で、17年8月から1年間、外務省のUAE親善大使を務めており、このときは、「UAE親善大使」として祝花の立て札があった。
「ゆうた」さんは、その経緯から、「祝花が贈られたのも近々乃木坂46も UAE観光大使などの起用発表等があるからだろうか?」とツイッターで推測している。
アハメド・アル・ナブーダさんは、実は、テレビ東京で18年7月28日に放送された紀行番組「ミギカタアガリ旅行社」に出演していた。
「正式な発表が今後あるので、お待ち下さい」
番組によると、アハメドさんは、アル・ナブーダ・グループの会長をしており、UAEの首長国の1つシャルジャの商工会議所の建物内に職場があった。
この会社は、インフラの整備や日本の企業とドローンの開発をしていると番組で紹介された。アハメドさんの祖父は、真珠の養殖を手がけ、日本の大手宝飾メーカー「ミキモト」と貿易の取引をしていたそうだ。祖父の家は現在、国が運営するミュージアムにもなっている。
こんなアハメドさんは、乃木坂のメンバーと一体、どんなつながりがあるのだろうか。
所属事務所の乃木坂46合同会社は2月25日、担当者が取材にこう説明した。
「とある元メンバーが日本のテレビ番組で、ドバイのエンタメ会社のお世話になることが決まっており、その関係で今回お花を贈っていただきました。正式な発表が今後ありますので、ファンの皆様には、それまでお待ち下さいますようお願いします」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)