SPA!、ZOZO指摘で記事削除 「ツケ払いの残額50万」に「有りえません」

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   扶桑社が運営するニュースサイト「日刊SPA!」の記事「女子大生、ZOZOTOWNのツケ払い残額が50万円...今どきの借金事情」をめぐり、事実誤認があったとして削除される騒動があった。

   記事では、ZOZOが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」で多額の借金を抱えた女子大生を紹介していた。

  • 田端氏のツイッターより
    田端氏のツイッターより
  • 田端氏のツイッターより

「取材対象者に再度、借金の内訳を確認しております」

   ZOZOコミュニケーションデザイン室の田端信太郎室長は2019年2月22日、前日に公開された先の記事をツイッターで引用し、「ツケ払いの残額が50万円になることは有りえません。客観的に明らかに間違った記事なので、訂正と削除を求めます」と言及した。

   記事では、ZOZOTOWNの後払い決済サービス「ツケ払い」の残額が50万円あるという女子大生が取材に応じ、「ツケ払いだと『なんとかなる』と思っちゃうんですよね。月10万円近く払うこともあって、もう風俗しかないかなと思いつめました」とのコメントを紹介している。掲載された画像の説明文では、「ZOZOTOWNのツケ払いを多用する女子大生。『家に督促状が山ほど来ていて、計算すると思いもよらぬ額になっている』とか」とある。

   ところが、ツケ払いに関する利用規約では税込5万4000円が上限とあり、記事の説明と矛盾する。この点を田端氏は指摘した。

   その後、SPA!のツイッターアカウントが田端氏の投稿に返信する形で、「事実誤認があり、削除致しました。このたびは申し訳ございませんでした」などと謝罪している。

   『週刊SPA』の犬飼孝司編集長は25日、J-CASTニュースの取材に「現在、記事の担当者が取材対象者に再度、借金の内訳を確認しております。ご指摘のとおり、ZOZOTOWNのツケ払いには上限が設定されているため、『ZOZOTOWNなどのツケ払いの残額が50万円』だったのか詳細を確認しております」とした。

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