広尾・市ヶ谷はなぜ、「住みここち」が良い街なのか 居住者が高く評価したポイント

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「住みたい街」の上位陣と比べると...

   調査に当たった大東建託賃貸未来研究所の宗健所長は「1位の広尾、6位の恵比寿などは比較的有名で人気の街だが、市ヶ谷、北山田、南阿佐ヶ谷など商店街が適度にあり、比較的静かで住環境のよい街が上位にランクした」とコメント。「北山田、柏の葉キャンパス(千葉県柏市)、江田(横浜市青葉区)などニュータウンも上位を占めた」と評価した。

   「よく整備され成功した郊外住宅地の代表格」としては、京王相模原線の若葉台(東京都稲城市、駅は川崎市麻生区)が25位と、東京都下の多摩地区では最高位にランクされた。若葉台は新宿から京王線で30分程度かかるものの、多摩ニュータウンの再後発開発地区として住民の評価が高く、都心の代々木上原(23位、小田急小田原線)、白金高輪(24位、都営三田線)に続き、東池袋(26位、東京メトロ有楽町線)や目白(28位、JR山手線)など都心の著名な一等地より上位となった。

   今回の調査は、実際にその街に住んでいる人の自己評価、満足度の評価で、よくマスコミなどに登場する「住みたい街」のランキングとは異なるのが特徴だ。「住みたい街」は人気投票で、憧れや想像の世界という。今回、同社が同時に行なった「住みたい街」のランキングは(1)吉祥寺(東京都)(2)横浜(神奈川県)(3)恵比寿(東京都)(4)鎌倉(神奈川県)(5)新宿(東京都)――の順となっており、満足度を示す「住みここち」ランキングとは顔ぶれが異なるところが面白い。

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