即位に向け「とても厳粛な気持ち」 皇太子さま、59歳の誕生日

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   皇太子さまは2019年2月23日、59歳の誕生日を迎えた。これに先立つ2月21日に東京・元赤坂の東宮御所で記者会見に臨んだ。皇太子さまは5月1日に新天皇への即位を控えており、皇太子としての会見はこれが最後になる見通し。

   即位後のことを想像すると「とても厳粛な気持ち」になるとした上で、「国民に常に寄り添い人々とともに喜び、あるいはともに悲しみながら、象徴としての務めを果たしてまいりたいと思います」と述べた。

  • 59歳の誕生日を前に記者会見に臨む皇太子さま(画像は宮内庁提供動画より)
    59歳の誕生日を前に記者会見に臨む皇太子さま(画像は宮内庁提供動画より)
  • 59歳の誕生日を前に記者会見に臨む皇太子さま(画像は宮内庁提供動画より)

「人々とともに喜び、あるいはともに悲しみながら、象徴としての務めを...」

   天皇陛下が16年8月のビデオメッセージで退位の意向を強く示唆して以降、皇太子さまは「これから私が担うことになる重責」について改めて思いをめぐらせる機会が増え、そのたびに天皇皇后両陛下の「ご苦労とご努力に感謝と尊敬の念」を覚えたという。「象徴」のあり方については、

「これからのことを思うと、とても厳粛な気持ちになりますが、引き続き自己研鑽に勤めながら、過去の天皇のなさりようを心にとどめ、国民を思い、国民のために祈るとともに、両陛下がなさっておられるように、国民に常に寄り添い、人々とともに喜び、あるいはともに悲しみながら、象徴としての務めを果たしてまいりたいと思います」

と述べた。これまでの公務の一例として被災地訪問を挙げ、

「国民の中に入り、国民に寄り添うことを目指し、行く先々で皆さんのお話を聞き、皆さんの置かれている状況や関心、皇室が国民のために何をすべきかなどについて、的確に感じ取れるように、国民と接する機会を広く持つよう、心がけてまいりました」

と言及。こういった活動について「今後とも自分の活動の大きな柱として大切にしていきたい」とした。

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