人気バスケットシューズ「エアジョーダン」のシリーズを買おうとしたところ、購入ボタンが表示されなかった、などとツイッター上で苦情が相次いでいる。
発売元のナイキジャパンは、J-CASTニュースの取材に対し、予想を超える需要があったとその理由を説明している。
ジョーダンさんデビュー当時に履いていた人気モデル
「なーんで購入ボタン出ない?」
「購入ボタンなしからの、完売とか。。。 ふざけてんのか?」
「抽選に変更してほしい」
シリーズの初期モデル「エアジョーダン1」の復刻版が、2019年2月18~22日の5日間限定で、ナイキのスマホアプリ「SNKRS」で発売された。日替わりで様々なタイプが登場し、20日は、黄金色の稲穂を思わせるカラーリングが印象的な「ROOKIE OF THE YEAR」が1万7280円で売りに出された。
ところが、この日昼過ぎの販売開始直後から、ツイッター上では、購入ボタンが出てこず、シューズを買えなかったという訴えが相次いだ。アプリでは、そのまま「完売」の表示が出てしまったといい、何らかの対処を求める声が上がっている。購入ボタンを押すとボタンが消えてしまったとのケースもあったという。
21日も、「SHADOW」などのタイプが売りに出されたが、すぐに売り切れたとの声が相次ぎ、中には、エラー表示が出たという人もいた。
「一部のお客様に発生した問題を教訓として継続的な改善を図る」
エアジョーダンは、米プロバスケットボールNBAのスーパースターだったマイケル・ジョーダンさん(56)が現役時代に愛用したシューズだ。中でも、エアジョーダン1は、1985年に当時22歳のジョーダンさんがNBA新人王に輝いたときに履いていたものとして、今でも人気が高い。
「ROOKIE OF THE YEAR」は、ジョーダンさんが受賞スピーチのときに身につけたシャツの色を参考に当時のデザイナーが作ったという。足首の内側部分には、ジョーダンさんがインタビューで語った言葉が印字されている。
ナイキジャパンの広報担当者は2月22日、次のように取材にコメントした。
「予想を超える需要があり、数分のうちにシューズが売り切れとなりました。私たちは常に最高の消費者体験を提供することに務めており、今回一部のお客様に発生した問題を教訓として継続的な改善を図っていきます」
なお、過去にはアメリカで、2011年にエアジョーダンの復刻版が発売されたとき、激しい争奪戦が起き、逮捕者も出る騒ぎもあった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)