東京新聞が「書かなかった」官邸とのやり取りとは 菅長官VS望月記者の舞台裏

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「官邸とのやり取りの中で謝罪したことはありませんが...」

   この表に菅氏が異論を唱えた。19年2月20日午後の会見で、菅氏は

「両者の間のいくつかの重要なやり取り、これが掲載をされていないなど、個人的に違和感を覚えるところもあるが、内容の詳細について政府としていちいちコメントすることは控えたいと思う」

と発言。この「重要なやり取り」の内容を確認しようとする質問には「政府としていちいちコメントすることは控えたい」と繰り返し、

「東京新聞側は、よくお分かりになっているのではないか、こういう風に思います」

と述べた。

   J-CASTニュースは、(1)東京新聞としては紙面に掲載されていない「重要なやり取り」があったと考えるか(2)官邸とのやり取りの中で、東京新聞が官邸に対して謝罪や遺憾の意、再発防止に触れたりするような記述はあったのか、の2点について東京新聞に確認を求めたところ、東京新聞編集局は、

「本紙が重要だと考える部分は、2月20日朝刊に掲載しています。官邸とのやり取りの中で謝罪したことはありませんが、事実誤認等について『記者への指導を徹底する』と述べたことはあります」

と回答した。

   なお、「記者への指導を徹底する」という文言は、検証記事には登場していない。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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