「広めるために炎上させるのはダメだと思いますね」
直後にスタジオトークに移り、玉川さんから「どうですか。伝える側として」と意見を求められた司会の羽鳥さんに笑顔はなく、厳しい表情で
「僕は違うと思いますね」
と断じた。長いインタビューだけに、どういう内容に対する感想なのかが問題となるが、玉川さんの「どう違う?」との質問に
「広めるために炎上させるのはダメだと思いますね」
と答えた。先に触れた「ツイッター」「炎上」云々の箇所への反応のようだ。
思わぬ「反撃」に戸惑ったのか、玉川さんは自身が「刺さった」という他の論点(テレビ批判)について話題を転じようとしつつ、ツイッターについては「僕も炎上っていうことじゃないだろうな、それは村本さんのやり方ね、と...」と羽鳥さんの見解に理解を示そうとしていた。しかし、羽鳥さんは
「僕は違うと思います」
と、きっぱりした口調で繰り返した。
ここで玉川さんらが同時に話そうとして、やや混乱状態になったあと、コメンテーターで女優の高木美保さんが「羽鳥さんに近いんですけど...」と、やはり厳しい表情で話し出す。論点が村本さんの「テレビ批判」にも及ぶため、関係する当人発言を確認しておくと、
「(たとえば中国のネガティブなニュースを聞くと)安心する人がいるんですよ。(略)だからネガティブなニュースは(頭に)入れる、信じる。やっぱり不安だから信じて安心するわけじゃないですか」
「だから信じたいんです。信じて楽になりたいんです。ということは不安なんですよ」
いった見解をベースに、テレビがそうした視聴者の要求に「乗っかってる」として、
「不安を解消するための道具で、真実を伝えるための道具じゃない。テレビは」
と批判を展開していた。