2番・丸に求められる3番以上の結果
巨人の外野手は、陽岱鋼を中心にアレックス・ゲレーロ(32)、亀井善行(36)の実力者に加え、重信慎之介(25)、松原聖弥(24)、石川慎吾(25)ら若手が控える。丸の右翼構想は、外野手の層が厚い巨人ならではのもので、丸が右翼に固定されれば、中堅は陽岱鋼と亀井の2人が、左翼は守備に不安があるゲレーロと若手が争うことになりそうだ。
関係者のひとりは原監督が丸に寄せる期待の高さを次のように語る。
「当初、首脳陣は丸が3番を打つものだと思っていたが、原監督の意向で2番に持っていった。見方によっては3番より2番の方が精神的に楽かもしれないが、丸の場合、3番以上の期待と結果が求められる。今シーズンは丸の2番で押し通すつもりでしょうから、原監督としても、この打線で失敗するわけにはいかないし、今シーズンは優勝が義務付けられているようなものですから。丸と心中覚悟ですよ」
昨オフの大型補強など、他球団とは一線を画して独自路線を突き進む原巨人。至上命令の「優勝」の重圧が、2番・丸の両肩にずしりとのしかかる。