牛丼チェーンの「松屋」や、とんかつチェーン「松乃家」など、松屋フーズが運営する1130店舗に、2019年2月19日夕方から、QRコード決済の「PayPay(ペイペイ)」が導入される。
PayPayでは現在、「100億円キャンペーン」の第2弾を開催中。条件付きではあるが、プレミアム牛めし並盛(380円)が、実質300円ちょっとで味わえることになる。
「これなら1000円上限でも使いやすいな」
身近な外食チェーンで、PayPayが使えるようになる。これまでもファミリーマートや居酒屋チェーンなどで使えたが、大きな違いは「店員とやり取りするか否か」だ。松屋では、券売機にQRコードをかざすだけでよく、レジで店員に読み取ってもらう必要はない。ツイッターでは、
「無言でPayPayが使えるお店がついに登場した!」
「コンビニで使うの面倒だなと思ってたけど、券売機にかざすだけなのはいいかも」
など、決済までの流れが楽になるとの声も多い。
PayPayでは5月末まで、最大20%還元のキャンペーンを行っている(還元額が100億円に達し次第、早期終了)。銀行口座からのチャージや、Yahoo!JAPANカードでの決済では、約2割がキャッシュバックされるのだが、松屋でもこの恩恵を受けられる。
また、これらで支払った場合には、「10回に1回」もしくは「5回に1回」の確率で、全額キャッシュバックされる。上限金額は「1回あたり最大1000円相当」と定められているが、松屋で一人で1000円も食べる機会はなかなか無いため、多くの場合は全額が返ってくることになる。これにも歓迎ツイートが続々と。
「なんだとー。こりゃお世話になっちゃうよ」
「これなら1000円上限でも使いやすいな」
「松屋でpaypayはやべーな、相性良すぎる」
牛丼各社の電子マネー事情は?
松屋で使える電子マネーは、これまでSuicaのみ(一部券売機)だった。そこにPayPayをはじめとするコード決済も加わる。すでにLINE Payも2月下旬から導入予定と発表されているほか、ツイッターでは14日、「次週の早い段階で松屋の券売機でQRコード決済がご利用可能になりますよ~」と告知。絵文字で隠されながらも、複数ロゴが並んだ画像が投稿された。
他の牛丼チェーンは、どうだろう。「すき家」の一部店舗では、交通系ICカードと楽天Edy、iD、QUICPayに対応しているほか、ゼンショーグループ独自の「CooCa(クーカ)」なる電子マネーも使える。これは事前チャージ式で、利用ごとにポイントがたまるもの。なお19年3月からは、カードを提示すれば、現金や他の電子マネーなどでの支払いもポイントの対象になる予定だ。
吉野家では、電子マネーは長くWAONだけに対応していたが、18年8月から交通系電子マネーに対応。12月にQRコードの「Origami Pay(オリガミペイ)」とともに、独自の「吉野家プリカ」が導入された。Origami Payでは12月、牛丼並盛が実質半額(190円引き)になるキャンペーンを行っている。
(J-CASTニュース編集部 城戸譲)