これが「苦手」の右打者相手なら...
ネットでは、この日の練習試合で日本ハムがスタメンで8人の左打者を揃えたのは、日本ハムが藤浪の四死球を恐れてのことだと指摘する声が上がるほど。皮肉なことに、この日は「苦手」の右打者ではなく、左打者に主武器の直球を狙い打ちされる結果に。練習試合を視察した関係者は、藤浪の復活を不安視する。
「この時期にしては球速が出ている。少し仕上がりが早すぎる感はあるが、今年にかける気持ちの表れと受け止めたい。それ以上に心配なのが投球フォーム。セットポジションからのフォームが一定しておらず、ばらつきがある。リリースポイントも若干ずれているように感じるし、これでは制球力がつかない。右打者との対戦データはこれからだが、現時点では昨年とあまり変わらない。球団はローテーション入りを期待したいところだろうが、今のままでは厳しいと言わざるを得ない」
ルーキーイヤーの2013年から3年連続で2ケタ勝利をマークするも、2015年の14勝を最後に2ケタはない。ここ2年は3勝、5勝と低迷し、プロ7年目の今シーズンに復活の期待がかかる。かつてのエース候補の試練は続く。