共同「拉致」特ダネの謎 政府なぜダンマリ?北朝鮮の思惑は?

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「それでも政府は田中さんに接触をしなければなりません」

   今回の報道で新たに明らかになったのは、大きく(1)北朝鮮が2人の情報を伝えてきたのが「2014年以降の両国の接触で複数回」だったこと(2)田中さんが「結婚し平壌で妻子と共に生活」し、金田さんにも「妻子がいる」と伝えてきたこと(3)田中さんと金田さんの帰国意思は「ない」と説明したこと、の3点。

   有田氏は19年2月16日夜のツイートで、田中さんに帰国の意思がないことを念頭に、

「しかも『拉致されたのではない』と語る可能性が高いのだ。政府が田中さんたちに接触を拒む理由である」

と事情を解説し、これに先立つツイートで、

「それでも政府は田中さんに接触をしなければなりません。経過とともにほかの被害者情報も聞くことです」

とも主張した。

   一方で、

「共同通信はどこから情報を入手?北朝鮮は『拉致被害者は生きているが帰国の意思はない』と発信させ世論を誘導しようとしているのでは」(自民・和田政宗参院議員)

と、このタイミングで新情報がもたらされたことを警戒する声もある。

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