日本ハムの新本拠地、「膨らむ予算」に心配の声 経済効果は見込まれるが...

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   北海道北広島市は2019年2月12日、2023年春の開業を目指すボールパークに関する新年度予算案を明らかにした。北海道放送などが報じたもので、報道によるとボールパーク関連の新年度予算案は20億円を超えるものになるという。

   きたひろしま総合運動公園の敷地内に建設が予定されているスタジアムは、総工費およそ600億円で3万5000人収容の施設で、23年度からプロ野球日本ハムの新たな本拠地となる。

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来年5月着工、天然芝地上4階の豪華スタジアム

   日本ハムが掲げる新本拠地のコンセプトは「"北海道のシンボル"となる空間を創造する」とし、「世界がまだ見ぬボールパーク」を目指している。スタジアムは、開閉式屋根を備えた地下1階から地上4階までのもので、天然芝フィールドになる予定。20年5月に建設着工し、23年春の開業を目指す。

   今回の予算案は、ボールパークの道路新設や道幅拡張にともなう測量、設計費など13億円7800万円を計上。報道によると、きたひろしま総合運動公園の用地取得費などと合わせると、総額20億3800万円にのぼり、ボールパーク予算財源の半分以上が市の借金になるという。市は税収が見込まれ、上野正三市長は借金返済に自信を見せているというが、ファンからは心配の声が上がっている。

   日本ハムのファンがまず懸念するのが膨れ上がる予算だ。ネットでは2020年東京五輪・パラリンピックを例に挙げて今後の予算増を不安視する声や、増税を懸念する声も。

「結局市頼りで大丈夫なんだろうか?」

「自分達の税金を投入、更に借金、子供、孫の代につけを払うことにならないよう願います」
「オリンピックとかもだけど何故か不思議と費用が増えてしまうので少し不安があります。」
「結局市頼りで大丈夫なんだろうか?」

   北広島市の構想では、スタジアムの周辺にショッピングモールやホテル、レジャー施設が建設される見込みで、上野市長も大きな期待を寄せる。3万5000人収容のスタジアムに加え、周辺施設の来客が見込まれるものの、ここで不安視されるのがアクセス手段だ。主な交通手段として想定される鉄道の最寄り駅は、新駅建設か北広島駅で対応するかはまだ決まっておらず、不透明なまま。これもファンの心配の種となっている。

   秋田・金足農高の吉田輝星投手(18)の加入で今シーズンは大いに注目される日本ハム。新球場は開業後10年間で約8000億円の経済効果をもたらすとの試算もあり、北海道の新たな観光スポットとしての期待がかかる。開業予定まであと4年。直面する課題の解決が急がれる。

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