小林が一歩リードも結果出なければ専属捕手も
原辰徳監督(60)はすでに今シーズンの打順について「捕手は8番固定」の構想を明かしており、正捕手の条件として打撃よりリード面が重視されるとの見方も。投手陣の性格やクセを知り尽くし、開幕投手が確実視されているエース菅野智之投手(29)との相性が良い小林が、移籍1年目の炭谷をリードする形だが、現時点ではベテラン阿部を交えて正捕手争いは三つ巴の様相を呈している。
プロ野球関係者は「原監督はおそらくシーズン序盤は小林と炭谷を投手によって使い分けてくるでしょう。開幕は絶対に負けられないので無難に菅野・小林でいくと思う。ただ、炭谷は原監督たっての希望で獲得した選手だから心情的には炭谷だと。小林はバットで結果を残せなければ、菅野の専属捕手となる可能性もある。侍ジャパンで正捕手でも巨人では2番手扱いになる。巨人ならでは珍現象ですよ」と失笑を漏らす。
3月9日、10日のメキシコ戦は小林にとっては絶好のアピールの場となるが、「セ界では通用しない男」に戻ってしまうようでは...。巨人の正捕手争いは中盤に差し掛かった。