いきものがかり水野は「顔パス」のほうが少ない
川谷さんのように、テレビ局に入る際に「顔パス」が出来ず、警備員に呼び止められてしまったエピソードを披露する芸能人は多い。
AKB48の柏木由紀さんは、これまでに複数回の「呼び止められ経験」があることで有名で、2014年の総選挙会場に入ろうとした際にはダンスの先生と間違われて呼び止められてしまったほか、2017年11月に「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)のスタジオ入りの際には、横に総監督の横山由依さんがいたにもかかわらず、「出演者ですか?」との質問を浴びせられてしまった。また、2018年の総選挙の開催前に開かれた「AKBグループコンサート」の会場(ナゴヤドーム)に入ろうとした際には、「パス見せてください!」と言われてしまったことで知られる。
また、国民的歌番組である「NHK紅白歌合戦」でも呼び止められてしまった芸能人がいた。歌手の郷ひろみさんは2018年の紅白のリハーサルに、芸能人であるにもかかわらず入館証を首から下げて登場。その理由は、以前、紅白のリハーサルに参加した際に、やはり、警備員から呼び止められた経験があるとのことだった。
また、2019年1月1日には、「いきものがかり」の水野良樹さんが過去6回にわたって紅白の会場入りの際に呼び止められていることを公表。これまでにもたびたびネタにしてきた話題だが、「ちなみに紅白出場は今まで計10回。そのうち無事に通れたのは4回ですので、ついに夢の4割バッターです」と打率に例えた後、
「お約束ネタとしてしゃべってしまっていますが、毎年、安全な放送のために紅白を支えてらっしゃる警備スタッフの皆様に、深い敬意を込めて」
と、警備員をねぎらう一言を添えている。
仮に、不審者を通してしまっては大事件のきっかけにもなり得るゆえ、警備員の警戒レベルは常にMAX状態のはず。有名人が引っ掛かってしまうレベルで警備をすることこそ、警備員としての仕事を果たしていると言えるだろう。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)