三重県志摩市のテーマパーク「志摩スペイン村」が展開する学生向けキャンペーンサイトが、SNS上で話題となっている。
来園者の少なさを逆手に「待ち時間ほぼゼロ」「(キャラクターとの)2shotも撮り放題!」と自虐的なアピールをし、好感を得ている。
「スペイン村」トレンド入り
今年で25周年を迎えるスペイン村。2019年2月9日からの春の営業に向けて公開した学生向けキャンペーンサイトが話題だ。
「志摩スペイン村はまさに学生『スキ』放題パーク!」と題し、4つの魅力を紹介。「(アトラクションは)待ち時間ほぼゼロ!」「(写真撮影では)人が少ないから人の映り込みナシ!」「どこぞの施設ではありえない(キャラクターとの)2shotも撮り放題!」などと自虐を織り交ぜて紹介している。
一般のツイッターユーザーが2月13日、サイトを「自虐ネタに走りました」と紹介すると、6万リツイートを集め、「このすがすがしい自虐っぷり...嫌いじゃない」「逆に行きたくなった」と好意的な声が相次いだ。同日には「スペイン村」がツイッターのトレンド入りまでした。
広報「大変感謝しております」
「正直なところ、ここまでの反応は想定外でびっくりしました」「スペイン村愛あふれるコメントをたくさん寄せていただき大変感謝しております」。スペイン村の広報担当者は14日、J-CASTニュースの取材にこう話す。
担当者によれば、サイト制作ではターゲットである学生のツイートを参考にした。来園した学生がスペイン村のどこに魅力を感じたかを投稿をもとに調べると、主に「インスタ映えするスポットが多い」「アトラクションに何回も乗れた」「キャラクターと直接触れあえる」の3点だった。
こうした「リアルな声」を踏まえて訴求すれば学生の心に響くのでは、との思いで制作したところ、狙い通りだった。
年間約130万人が来園するというが、「都市部のテーマパークに比べてものすごく混雑することはないです。通常でもアトラクションを30分以上待つことはほぼないです(笑)」(担当者)
高校生以上の学生を対象に、3月31日までの期間限定で「学割パスポート」を販売中だ。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)