「広告審査完了までの間に掲載された」
ヤフーの広報担当者は2月13日、J-CASTニュースの取材に、偽サイトが広告として表示されていた事実を認めた。
スポンサードサーチでは基準を設け、不適切な広告は掲載できない仕組みになっている。今回のような偽サイトは違反に当たるというが、
「広告の掲載開始前と掲載開始後に審査を行っており、広告の審査が完了するまでの間、広告が掲載された可能性があります」(広報担当者)
掲載前と後のどちらの審査に不備があったかは明らかにせず、審査の内容については「非開示とさせていただきます」と回答。前述の篠原氏が問題視していた偽サイトからさらなる悪質サイトへの誘導については、
「アフィリエイト(編注:成果報酬型広告)の遷移先や、悪意のある広告掲載が認められる場合はチェックしておりますが、掲載サイト上にあるすべての広告をチェックしているということではありません」
としている。
今後の対策に向けては、「審査の精度や、事前審査・事後審査のバランスを最適化することで再発防止に取り組んでまいります」とした。
なお、ヤフーで13日夕に「確定申告」「国税庁」「e-Tax」と検索すると、偽サイトは広告枠から排除されていた。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)