桜田大臣は謝罪・撤回も「職務を全うするつもり」
こうした発言が報じられると、ツイッターには、自身も桜田発言自体は批判しつつも、野党が政権批判と結び付ける姿勢には違和感を表明する意見も相次いだ。
「五輪相の発言はどうかと思うが、野党も政争の具に使うな!」
「桜田五輪相のがっかりは失礼な発言だが、それを政局に利用する野党は不謹慎」
といった調子だ。また、
「この発言を利用して安倍政権を批判する野党は、とても患者に思いを寄せているとは思えない」
と嫌悪感を示す人や、
「大臣の発言は認められない。(略)でもこれがなぜ、野党のいう『安倍政権が悪い』になるのかは分からない」
と疑問を呈する声もあった。
勿論、桜田発言に対しては批判一色といっていいほどで、
「玉木代表に座布団100枚!(略)桜田を罷免して、安倍晋三内閣は総辞職しろ!」
と政権批判に賛意を示す人もいた。
なお13日午後の衆院予算委員会では、寺田学氏(無所属、立憲民主党会派)が発言について質問し、桜田大臣は、
「昨日の私の発言の中で、『がっかりしている』『盛り上がりが若干、下火にならないか心配だ』ということにつきましては、配慮を欠いたと思いまして、お詫びをし、撤回をさせて頂きたいと思います」
などとし、「職務を全力で全うするつもりでございます」と答弁した。これを受けて、安倍晋三首相は、
「桜田大臣は、まさに五輪招致においても全力を尽くしてきた一人であります。そうした経験も生かしながら、来年のオリンピック・パラリンピックを成功させるために力を尽くしてもらいたいと考えております」
などと続投させる考えを示した。