競泳の池江璃花子選手(18)が2019年2月12日、白血病と公表したのを受け、桜田義孝・五輪相が記者団に発言した内容にネット上では批判が相次いでいる。
問題となっているのは、桜田五輪相が「がっかりしている」「下火にならないか心配」などと発言したもの。桜田五輪相は過去にも失言を繰り返している。
蓮舫氏「もはや論外」
桜田五輪相は12日、記者団に対し、
「金メダル候補ですからね、日本が本当に期待している選手ですからね、本当にがっかりしております。一人こうリードする選手がいるとみんなその人につられてね、全体が盛り上がりますからね。そういった盛り上がりがね、若干下火にならないかなと思って、ちょっとそれ心配していますよね」
と語った。
この発言を各社が報じると、ネット上では「18歳女子の命を心配して欲しい」「人の命よりも、日本の金ですか?」「どうしてこんなに無神経なんだろう?」など、問題視するコメントが相次いだ。
日本共産党の公式ツイッターアカウントも2月13日朝、バズフィードの記事を引用し、「これはない。本当にこの人でよいのか?」と発言した。立憲民主党の蓮舫参院議員もツイッターで、スポーツニッポンの記事を引用したうえで、「この大臣はもはや論外。五輪を担う資格さえないし、人としてどうなの」と強い調子で批判した。
桜田五輪相は過去、サイバーセキュリティ担当大臣を兼ねていながら、「自分でパソコンを打つことはない」などと発言し、波紋を呼んでいた。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)