第2弾キャンペーンで「普及進む」と判断
これを受けてヤフーの2月5日の株価は当日安値(309円)が前日高値(297円)を上回り「窓をあける」上昇となった。ただ、この日の株価上昇の背景には、中長期見通しに加え、やはり2月4日に公表された「PayPay(ペイペイ)キャンペーン」が好感されたとの見方もある。
「ペイペイ」はヤフーとソフトバンクが共同出資するスマートフォン決済会社で、2月4日に100億円を還元する大型キャンペーンを始めることを発表した。ペイペイは2018年の年末にも月5万円を上限に20%、総額100億円までのキャッシュバックを行っており、時間をおかずに第2弾を展開することで「普及が進む」と受け止められたようだ。
野村証券は2月5日に配信したレポートで「モバイル決済ペイペイの中期利益成長に期待が持てる」「ペイペイの立ち上がりは好調である。サービス開始4カ月で累計登録者数は400万人を突破し、(取り扱い)店舗獲得も好調だと推測する」と記した。