実は「共通点」が多い2人
まず、報道キャスターは初に近い加藤アナだが、小川アナは2011年4月から2018年9月まで報道ステーションでサブキャスターを務めているため、経験は十分にあると言っていいだろう。このため、仮に、小川アナが今後、競合番組のキャスターに抜擢されるようなことがあれば、加藤アナにとっては大きな脅威となるだろう。
また、報道部門の経験以外の属性も競合する部分が多くなりそうだ。加藤アナと小川アナは共に1985年生まれ。1人当たりのパイが減っていく中で属性の被りは出来るだけ避けたいところだが、奇しくも2人は同年齢である。
アナウンサーとしての「副業」でも衝突の可能性がある。加藤アナは2018年4月期のドラマ「ブラックペアン」(TBS系)で、治験コーディネーター役で女優業を本格スタート。一方の小川アナも同年12月放送の「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系)の最終回で、女性刑事役で出演。今後も継続して女優業を行うかは不明だが、本格デビューとなった場合は副業での競合の可能性は否定できない。
小川アナがテレ朝を退社する時期は本人のブログの内容から4月以降とみられるが、加藤アナとしては小川アナのフリー転向前にキャスター業に習熟して、万全の体制を整えておきたいところだろう。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)