スマホゲームではリリースが続く
人気に陰りが見えるいま、妖怪ウォッチを大ヒットに導いたゲーム会社「レベルファイブ」は、スマートフォンに活路を求めている。
『妖怪三国志 国盗りウォーズ』(18年1月)、『妖怪ウォッチ ゲラポリズム』(5月)、『ポケモンGO』と同様に位置情報を活用した『妖怪ウォッチ ワールド』(6月)と立て続けにスマホ向けゲームを展開。そのほか『妖怪ウォッチ メダルウォーズ』『妖怪ウォッチforスマートフォン』『妖怪大辞典』の3作品もリリース予定だ。
『子ども消費者へのマーケティング戦略』(ミネルヴァ書房)の著書を持つ、関東学院大学の天野恵美子准教授(マーケティング)はJ-CASTニュースの取材に、広く愛される長寿アニメの特徴を3つ挙げる。
「(1)子供に買い与えるか、買い与えないかを決定づける子どもの消費のゲートキーパー(門番)としての役割を持つ親や購買力を持つ大人に好かれるコンテンツであること
(2)言葉遣いが基本的に丁寧で、親が安心して観せられる、買えるコンテンツであること
(3)流行りもののような陳腐化する要素が入っていないコンテンツであること」
当時のファン層の中心は小学生。今では中学生となりスマホを持ち始めるタイミングだろう。ブーム一巡後の「定番化」に向けては、スマホゲームが鍵となりそうだ。