茂木健一郎が堺屋太一さん死去を悼む 「この方こそ知の北極星」

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   作家で経済評論家の堺屋太一(本名・池口小太郎)さんが2019年2月8日、多臓器不全のため死去した。83歳だった。10日、共同通信など各メディアが報じた。

   脳科学者の茂木健一郎さん(56)は10日、ツイッターで堺屋さんを追悼した。

  • 「堺屋太一が見た 戦後七〇年 七色の日本」(朝日新聞出版サイトから)
    「堺屋太一が見た 戦後七〇年 七色の日本」(朝日新聞出版サイトから)
  • 「堺屋太一が見た 戦後七〇年 七色の日本」(朝日新聞出版サイトから)

小説「団塊の世代」を発表

   茂木さんは学生時代、さまざまな懸賞論文に応募していたという。

「ある時選考委員長が堺屋太一さんで、ご褒美として堺屋さんの講演を間近で拝聴しました。感動しました」

   と、若かりし頃を回想。

「この方こそ知の北極星だと感じました。心からご冥福をお祈りします」

   と、その死を悼んだ。

   堺屋さんは東大卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。1970年の大阪万博の開催に携わった。76年には小説「団塊の世代」を発表。同書のタイトルは1947年~49年生まれのベビーブーム世代を表わす言葉として定着した。退省後は執筆に力を入れ、歴史小説の「峠の群像」「秀吉」はNHK大河ドラマの原作となるなど、多数の著作で知られる。98年から2000年まで民間人閣僚として、経済企画庁長官も務めた。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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