出産直後に「家族で胎盤食べた」 女優の告白に「大丈夫なのか」と心配広がる

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医薬品の扱いだが、食べるのに「法的な問題はない」

   臓器の一部だっただけに食べることを想像したくないと不快感を訴える声や、「衛生的に大丈夫なんだろうか」「子供に食べさせていいの?」「あまり公に言わない方がいいですよ」と心配する向きも多かった。

   胎盤食については、ネット上では、助産院などで体験したという真偽不明の書き込みもみられ、Q&Aサイトなどで体験談が紹介されている。

   ある女性漫画家が、4年前にツイッター上で、助産院で出産したときに迷いながらも自分の胎盤を食べたと告白し、様々な意見が寄せられたこともあった。

   厚労省が1971年に都道府県に出した通知「無承認無許可医薬品の指導取締りについて」では、人の胎盤は、医薬品としての扱いになっている。同省の監視指導麻薬対策課は2月8日、「ネットで売ったりすれば、薬事法違反になりますが、食べる行為については、法的な問題はないです」とJ-CASTニュースの取材に答えた。

   上の通知では、牛や豚、羊の胎盤については、医薬品ではないとされている。同省の食品基準審査課によると、牛などの胎盤は、食品としての扱いになり、ドリンク剤などとして売られるケースもあるという。ただ、生で食べると、ほかの肉と同様に感染症のリスクはあるとしている。

   とはいえ、自分の胎盤を生で食べたり、家族が食べたりすることについては、衛生上の影響はよく分からなかった。

   なお、出産後の胎盤は、人の臓器に当たるため、産婦人科などでは医療廃棄物として処分されている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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