「損害賠償をしっかり請求したほうがいい」
関与したアルバイト店員らに詳しい状況の確認を行ったところ、ハマチの切り身は、その場で廃棄処分して客には提供されていないことを確認したという。他の外食で不祥事が起きたばかりのタイミングだったが、「類似の事故が様々なチェーン店で多発しており、当社も日頃からその対応を懸命に行っておりましたが、力およばず同種の事件が起きてしまいました」と説明した。
そのうえで、再発防止に取り組むとともに、事態を重く受け止めて「法的に厳粛な対応」を進めるとしている。
くら寿司の不祥事について、ネット上では、「バイト任せで回しているからだと思う」「食中毒に直結する食料品を扱っている意識が欠如している」と批判が出た。悪ふざけした店員に対しては、「この人1人のせいでくら寿司にマイナスイメージが...」「損害賠償をしっかり請求したほうがいい」と厳しい声が相次いでいる。
くらコーポレーションの広報・宣伝部は2月6日、関与した店員について、J-CASTニュースの取材にこう話した。
「理由を聞いていますが、こんなことになると思っていなかったと、ショックで憔悴し切っています。アルバイトなどへの法的な対応の中身については、現在検討しているところです」
動画に映った後については、ほかの店員とともにまな板をアルコール消毒し、切り身を別のごみ箱に捨てたことを防犯カメラなどで確認しているという。守口店は、関係した備品を処分するなどしたといい、騒動後も営業を続けている。
動画の撮影者がツイッターに投稿したというが、店員か外部の人か確認中だと答えた。スマホで撮ったと聞いているとしたが、事務所を除き、食品衛生上から調理場やフロアでは持ち込みを禁止しているという。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)