バンクーバー五輪フィギュアスケート銅メダリストの高橋大輔さんが社交ダンス大会の「特別審査員」を務める――という内容の広告がダンス専門誌に掲載された。だが、これが「誤り」だったとして大会主催団体や雑誌社が謝罪した。
先立って高橋さんのマネジメント会社が、高橋さんが審査員であるとする内容は「事実無根」であり、高橋さんの名前が「無断」で使われた、とする注意文を公式サイトに掲載。波紋が広がっていた。
「ご本人の都合により来られないため辞退されました」
事の発端は2019年1月26日発売の『月刊ダンスビュウ』3月号に掲載された、社交ダンス大会「2019スーパージャパンカップダンス」の1ページ広告。ここに、
「特別審査員に和泉元彌、湖月わたる、高橋大輔が決定!」
と強調して書かれているのが分かる。
同大会は公益財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF)(東京都中央区)の主催で、3月2~3日に幕張メッセ(千葉市)で開催される大規模なものだ。チケット代は高価な席で2万2000円する。
広告は誌面にのみ載っていたが、発売前の1月24日、同誌の版元であるモダン出版(東京都文京区)が公式サイトやツイッターで、次のように訂正すると発表(現在は削除)。多くの人の目に届くことになった。
「特別審査員に高橋大輔さんが予定されていましたが、ご本人の都合により来られないため辞退されました。高橋大輔さんの来場はありません。誌面の訂正が間に合いませんでしたので、ここで訂正いたします」