サッカー日本代表DF酒井宏樹選手が、アジアカップ決勝戦後の自身の発言として報道された記事に、「きちんと言ったことの意味を受け取って記事にしてくれないとメディアゾーンで発言する選手がどんどん減ってしまうと思います」と苦言を呈した。
報道したメディアはその後「酒井宏樹選手のコメント内容の取り違えと、認識に誤りがありました」として謝罪し、該当記事の一部を訂正した。
「取材者・編集部とも細心の注意を払う所存です」
酒井選手はツイッターで2019年2月2日、サッカーメディア「Football ZONE web(フットボール・ゾーン・ウェブ)」が同日報じた「『Jリーグだと入らなかったかも...』 酒井宏樹、決勝の豪快オーバーヘッド被弾に見解」という見出し(のちに変更)の記事について、冒頭部分を写したスクリーンショットをアップしながら、
「きちんと言ったことの意味を受け取って記事にしてくれないとメディアゾーンで発言する選手がどんどん減ってしまうと思います。日本代表という影響力の大きい場所なので慎重に取材していただけるとありがたいです」
と投稿。1万4000件以上の「いいね」がつくなど注目を集めた。
オーバーヘッドといえば、1日に行われたアジア杯決勝カタール戦(1-3)での1失点目がFWアルモエズ・アリのオーバーヘッドキックによる一発だった。酒井選手がアップしたスクリーンショットを見ると、この失点シーンについて同選手は「Jリーグだと入らなかったかも...」と試合後に発言したと報じられているのが分かる。
すると、投稿から約2時間半後の3日未明、フットボール・ゾーン・ウェブが「【お詫びと訂正】」と題してツイッターを更新。酒井選手が指摘した記事のURLとともに、
「本記事の内容につきまして、酒井宏樹選手のコメント内容の取り違えと、認識に誤りがありました。酒井選手ご本人、関係者、読者の皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫びし訂正致します」
と謝罪した。「今後、このようなことが起こらぬよう、取材者・編集部とも細心の注意を払う所存です」とも伝えている。