千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、父親に続き母親も傷害容疑で逮捕された。一家は事件当時、妹(1)を含めた4人暮らしだった。尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんは、「一歳の妹さんは!? 誰がみるの!?」とブログで懸念を表明した。
こうした状況の場合、一般的に子供の保護はどういう流れで行われるのか。児童相談所の関係者に話を聞いた。
「保護 しっかりお願いしますよ!」
尾木さんは2019年2月4日、心愛さんの母親(31)逮捕の報道をうけてブログを更新。タイトルは「一歳の妹さんは!? 誰がみるの!?」で、
「あー! 一歳の妹さん まだ乳飲み子の可能性のある小さな 小さな幼児がいるのに―」
と言及した。さらに、
「もちろん 一時保護してくれますが」
と触れたうえで、
「ママ 居ないだけでもどんなに不安 さみしいことでしょうか?」
と心配し、
「心愛さんだけでなく、妹の一歳児まで――虐待と同じですよ お母さん」
と厳しく指摘した。最後は「児相」(児童相談所)に対して、
「妹さんの保護 しっかりお願いしますよ!」
と注文していた。
今回のようなケースの場合、子供の保護はどうなるのか。関東地区の児童相談所関係者によると、一般的には、警察が保護可能な親族を探すが、そうした親族がいない場合は、児童相談所に連絡し、児相が一時保護をすることになる。一時保護は原則2か月以内で、その間に、施設保護を行うのか、などの対応を見極める。状況によっては、2か月を超えて一時保護を行うこともある。
具体的に、心愛さんの妹は現在、どういう状態なのかは、配信時点で公表されていない。