ゆいレールの愛称で呼ばれる沖縄都市モノレールで、日本語の駅名の上に韓国語や中国語などの駅名がある標識があったとして、ツイッター上で疑問の声も出ている。
モノレール側は、J-CASTニュースの取材に対し、「日本語の駅名の下だと小さくなるので、目立つような標識も別のところに設置した」などと説明している。
「日本語メインで下に英語で十分」との声も
緑色の細長い標識では、日本語の「旭橋」の上に韓国語や中国語で同じ駅名が印字されている。
ツイッター上では、2019年1月28日ごろにこんな写真が投稿された。ツイート主は、日本語の表記が下にあることはおかしいと疑問を呈し、インバウンドの外国人観光客のためだとはいえ、日本語表記を優先させるべきだと訴えた。
この投稿は、反響を呼んで、様々な意見が書き込まれている。
「なんか違和感あるね」「日本語メインで下に英語で十分」といった声も多く、2月4日夕現在で5000件以上も「いいね」が付いている。もっとも、「旅行者の立場なら嬉しいし便利 過剰反応しすぎ」「まあ観光都市だし良いんじゃない?」といった声も出ていた。
沖縄都市モノレールの営業企画課は4日、日本語の標識がメインで各駅に7か所あり、このほかに英語、中国語、韓国語の標識がそれぞれ2か所あると取材に説明した。
「日本語の駅名の下だと小さくなるため、一部に設置」
「日本語の標識ですと、下に小さく他言語の駅名があり、これだと見にくいので別のところに設置しました。他言語が上の標識は、あまり使われていないスペースに設置し、駅の有効活用をしています。日本語の上にしたのは、海外からの乗客にも目立つようにしたからです」
外国人観光客が増えてきたため、国交省サイドから他言語対応をしてほしいと要請があり、2015年ごろから他言語が上の標識を設置しているとした。
沖縄都市モノレールの営業企画課では、「特に問題はないと認識しており、今回の投稿で標識を変えることは考えていないです。看板代もかかりますし、交換時期になれば改めて検討することになると思います」と話している。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)