「女性蔑視」批判のロフト広告にデザイナー言及 「誰も傷つけるつもりはありませんでした」

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   生活雑貨店チェーン「ロフト」が2019年1月21日から展開する広告を取り下げた件で、デザインを担当したイラストレーター・竹井千佳さんが「誰も傷つけるつもりはありませんでした」と釈明した。

   広告をめぐっては、「女性蔑視」などと批判が寄せられていた。

  • 実際のデザイン(ロフトのユーチューブチャンネルより)
    実際のデザイン(ロフトのユーチューブチャンネルより)
  • 実際のデザイン(ロフトのユーチューブチャンネルより)

デザイナー「配慮が足りなかった」

   取り下げられたのは、ロフトがバレンタインデーに合わせて展開した広告だ。

   「女の子って楽しい」とのコンセプトのもと、メインビジュアルには体を寄せ合い仲睦まじい様子の女性5人のイラストを使った。

   しかしコンセプトとは対照的に、ウェブCMでは女性5人が実は不仲であると示唆するシーンが多数登場する。女性たちの後ろ姿が映し出される場面では、髪や服をひっぱる描写があり、「女子だけって落ち着く~」「FOREVER FRIENDS」と違和感のあるコピーが踊る。

   動画をめぐっては、SNSで「女の友情なんて所詮こんなもんという強い女性蔑視を感じて不愉快」などと疑問視する声が上がり、ロフトは2月4日に広告を取り下げた。

   ロフトの広報部は同日、J-CASTニュースの取材に「ご不快な思いを持たれたお客様も少なくない」として「多様な価値観にもとづくお客様の意識へ配慮を欠いた」とお詫びした。

   メインビジュアルのデザインを担当した竹井さんは、4日夕にツイッターを更新し、「私自身誰も傷つけるつもりはありませんでしたが、実際には不快な思いをされた方もいらっしゃるので配慮が足りなかったと感じています」などと言及。なおロフトの広報部は取材に、

「竹井さんが意図的に描いたものではなく、私たちが企画したものなので竹井さんに責任はない」

と話していた。

   広告の取り下げ後、SNSでは「面白かったのになー、残念」「蔑視?ブラックジョークの類いでしょ」と擁護する向きもあり、ITジャーナリストの高橋暁子さんはツイッターで「女性系のテーマは難しい...」と指摘していた。

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