ABCテレビ(朝日放送)の情報番組「おはよう朝日です」は2019年2月4日、SMAP(16年末解散)をめぐる報道に不備があったとして、番組内で謝罪した。
番組では先日、これまで国立競技場でライブしたアーティストについて取り上げたが、放送後にSNSでは、意図的にSMAPの名前が伏せられていた、との憶測が広まっていた。
SMAP、嵐の"共演"はNG?
1月31日の放送では、20年東京五輪のメイン会場として建設中の新国立競技場で、こけら落とし公演を行うアーティストを予想した。
出演した芸能リポーターの井上公造氏(62)は、「国立に縁が深い」として20年末でグループ活動を休止する嵐を最有力に挙げた。嵐は08年から6年連続で国立競技場で公演を行っている。
物議を醸していたのは、国立競技場でこれまでに単独ライブを行ったアーティストをまとめたフリップだ。07年のDREAMS COME TRUE(ドリカム)を筆頭に、計5組を紹介している。
しかし、ドリカムより前の05年にSMAPが国立競技場初となる単独公演をし、翌年も行っていた。その情報がフリップに掲載されなかったため、ツイッターでは「明らかにSMAP外しと思える」「SMAPを嵐と同じフリップに出来ない理由があるんですかね」とファンが不快感を示していた。
井上氏「SMAPが抜けているのは、あまりにも酷すぎ」
井上氏は2月1日、トークアプリ「755」で、「あのフリップは番組側が作ったもので(中略)間違いに気がつきませんでした」と弁解。その上で「SMAPが抜けているのは、あまりにも酷すぎます」「我々はタッチしてないとはいえ、申し訳ありませんでした」と謝罪した。
2月4日の放送では、05年から始まりSMAPの名前が追記されたフリップとともに、アナウンサーが「初めて(単独)ライブをしたのは2005年のSMAPです」と訂正。「決して他意はなかったのですが、誤解を招く表現でした。失礼しました」とお詫びした。