女児向けアニメの人気シリーズ「プリキュア」の最新作「スター☆トゥインクルプリキュア(以下、スタプリ)」の第1回が2019年2月3日、放送された。
番組を彩る音楽にも注目が集まったが、エンディング曲にネットではあの伝説のアイドルの楽曲を彷彿させるとの声が集まっている。
都倉俊一さんもびっくり?
スタプリはプリキュアシリーズの16作目で宇宙と星座がモチーフ。2月3日の1話では主人公の星奈ひかると妖精のフワとの出会いや、キュアスターに初めて変身するシーンなどが放送された。
宇宙も舞台のスケールの大きさや歌って変身するシーンも評判だったが、エンディングテーマソングである「パぺピプ☆ロマンチック」だ。吉武千颯さんが歌うこの曲にツイッターではあの往年の大ヒット曲を彷彿させるとの声が集まった。
「真っっっ先にピンクレディー『UFO』が出たんだが」
「新プリキュアのEdなんかピンクレディみたいで高ぶった我が家」
「新しいプリキュアのED ピンクレディぽい」
指摘されたのは1978年の第20回日本レコード大賞に輝いた、ピンク・レディーの代表曲「UFO」。宇宙人とのラブストーリーを描いた阿久悠さん(故人)の歌詞や特徴的なイントロのシンセサイザー、テレビ出演などでピンク・レディーの2人が着用していた銀のコスチューム、振り付け――スタプリと同様に「宇宙」がテーマとなる楽曲だ。
振り付けはあの「新宝島」手掛けたユニット
今回特に似ているとされたのがプリキュアたちの振り付けだ。歌いだしで片手を口の前に出し、もう片方の手を頭部の奥から突き出したのだ。ピンク・レディーは頭部の奥から出すのは右手だけであったが、スタプリでは左右交互に行っている。
さらにサビでは先述の振り付けの後に胸の前で腕を交差させ、片足ずつ横に伸ばすところまで披露した。際立って目立ったのはこの振り付けであったが、ほかにも本家を思わせるフレーズが登場するなど、知っている人にはたまらない演出が施されていた。
これを担当したのは振付師ユニット「振付稼業air:man」。彼らはサカナクション「新宝島」なども手掛けている。
「宇宙」が繋いだ縁といえるオマージュ。もしかしたら数か月後には街中の女児がこぞって真似をしているかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 大山雄也)