ABCテレビの情報番組「おはよう朝日です」の放送内容をめぐり、SMAPファンが激怒している。
意図的にSMAPの情報が隠された、との憶測が広まり、番組に出演した芸能リポーターの井上公造氏(62)が「間違いに気がつきませんでした」と謝罪する事態となった。
「明らかにSMAP外しと思える」
2019年1月31日の放送では、東京五輪のメイン会場として建設中の新国立競技場(東京都新宿区)で、こけら落とし公演を行うアーティストを予想した。
出演した井上氏は、「国立に縁が深い」として2020年末でグループ活動を休止する嵐を最有力に挙げた。嵐は08年から6年連続で国立競技場で公演を行っている。
物議を醸しているのは、国立競技場でこれまでに単独ライブを行ったアーティストをまとめたフリップだ。07年のDREAMS COME TRUE(ドリカム)を筆頭に、計5組を紹介している。
しかし、ドリカムより前の05年にSMAPが初となる単独公演をし、翌年も行っていた。その情報がフリップに掲載されなかったため、ツイッターでは「明らかにSMAP外しと思える」「SMAPを嵐と同じフリップに出来ない理由があるんですかね」とファンが怒り心頭だ。
井上氏「何の意図もありません」
井上氏は2月1日、トークアプリ「755」で、「あのフリップは番組側が作ったもので(中略)間違いに気がつきませんでした」と弁解。その上で「SMAPが抜けているのは、あまりにも酷すぎます」「我々はタッチしてないとはいえ、申し訳ありませんでした」と謝罪した。
番組サイドには説明および謝罪するよう伝えると約束し、翌日の投稿では「単純にスタッフのミスです。そこに何の意図もありません」と説明した。
番組公式サイトでは、2日までに「国立競技場で単独ライブを行ったアーティストを2007年から紹介しましたが、2005年と2006年にはSMAPが単独ライブを行っています」とのお知らせを掲載した。