大相撲の元大関琴欧洲(35)が師匠の鳴戸部屋で暴力やいじめがあったと日本相撲協会が発表し、驚きの声がネット上で上がっている。
鳴戸部屋はブログなどで仲の良さをアピールしていただけに、ファンらからショックだとの溜め息が漏れている。
ブログなどで、フレンドリーな雰囲気が人気だったが...
スポーツ紙などの報道によると、三段目の力士(20)は2018年9月ごろから、仕事の失敗の罰だとして、未成年の弟弟子に柔道の絞め技をかけて失神させるなどの暴力やいじめを繰り返していた。別の弟弟子に命じて絞め技をかけさせてもいたといい、19年1月までに10回前後、暴力などが確認されているという。
琴欧洲が力士らに問いただして発覚した。相撲協会では、コンプライアンス委員会の調査結果などから、2月8日の臨時理事会で琴欧洲も含めた関係者の処分を決める方針だとしている。
鳴戸部屋については、琴欧洲のブログなどで、フレンドリーな雰囲気の稽古ぶりを紹介して、ファンから人気を集めていた。
それだけに、ニュースのコメント欄などでは、「鳴戸部屋仲よさそうだったのに残念」「鳴門部屋だけは暴力と無縁だと思ったのに...。ショック」などと書き込まれている。
「明るみに出るだけマシ」といった声も出たが、大相撲で暴力がまた発覚したことから、「こういう事が繰り返されるとは大相撲はなんなのか」「なんで変わらないんだろう」との厳しい声も出ていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)