女優の北川景子さん(32)が不動産会社のカリスマ営業担当者・三軒家万智役で主演する「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系)の第4話が、2019年1月30日に放送された。
同ドラマは2016年7月期に放送された「家売るオンナ」の続編。第4話では三軒家が務める「テーコー不動産」の新宿営業所で、本部からのお達しにより「働き方改革」が導入され、残業の削減が重要な課題として浮上。その中で、売り上げ額を向上させるべく従業員たちが奮闘する様子が描かれた。
視聴者「今の私の状況と同じでなんてタイムリー!」
ドラマでは序盤、新宿営業所長・屋代役の仲村トオルさん(53)が残業時間の削減と売り上げ額の向上の両立について
「人事と営業に別々に呼び出されて、『かたや残業を減らせ』『かたや売り上げを上げろ』って無茶苦茶じゃないか!」
と、行きつけのバーでぶちまけるシーンがあった。これに対しては、「残業を減らせ! 売上は上げろ! 仕事の効率を上げろ! 上手い方法あるのかな?」と、反比例の関係にあるとも言える2つの要素の間で苦悩する視聴者からの共感の声が殺到。ほかにも、「今の私の状況と同じでなんてタイムリー!」と、自らの姿と重ね合わせる声も上がっている。
また、新宿営業所のほかの従業員の間でも「働き方改革」は大きなインパクトをもたらしていた。定時きっかりでエレベーターに乗り込んだ八戸(鈴木裕樹さん=35)と宅間(本多力さん=39)はそれぞれ、「課長とサンチー(三軒家)が戻ってきてから帰りにくくなってましたけど、働き方改革さまさまっすねー!」「でも、その分、残業代を稼げないのはちょっとしんどいなー」と、働き方改革のメリットとデメリットについて意見交換する一幕があった。
主人公のライバルは「もっと頑張りたい」派
ほかにも、三軒家をライバル視する足立(千葉雄大さん=29)は、「僕はもっと努力して家を売りたいんです」「もっと頑張りたい人が頑張れないようにするのは、やっぱりおかしいと思います」と屋代に訴えるなど、それぞれの立場から働き方改革がどう見えるかについてのシーンが描かれた。
これらのシーンについても、「どっちの言い分も正しいと思うし、世の中の流れで価値観は変わっていく」「頑張りたい人が残業できない!って言ってるのに違和感感じるのはわたしが平成生まれだからか?」など、さまざま意見が上がっている。
前週はLGBTについて扱うなど社会派ドラマとして注目を集めた同作。第4話も社会性あふれるメッセージが満載だっただけに、自らに置き換えて考える視聴者が続出したようだ。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)