人権啓発が「全く不十分であった」
「この度、インターネット上において高野山真言宗に所属する僧侶がヘイトスピーチを行っていた事実を確認いたしました。このようなことについて、高野山真言宗として遺憾の意を表し、心傷ついた皆様に、衷心よりお詫び申し上げます」
その上で、「高野山真言宗は、人間の平等、平和な社会の実現に向けて『生かせいのち』の教えの基に人権啓発活動を行ってきました。しかし、それが全く不十分であったことを深く反省し、今後再び同様の事態が生じることのないよう、人権意識の高揚に尽力して参ります」と表明している。
金剛峯寺はJ-CASTニュースの再度の取材に対し、この文書の内容が上記の投稿についてのものであることを認めた上で、それ以上の内容については「文書に記載したことが全てです」と話した。この僧侶に対する指導や処分を検討しているかについては、「まだ事実確認をした段階であり、(僧侶への対応がどうなるかは)分からない」とのことだった。