18年2月、ジャニーズ事務所に衝撃が走った 時系列で見る「嵐休止」と他グループの動向

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同じ月、TOKIO山口さんの事件が

   この18年2月は、ジャニーズにとって「厄月」だった。2月12日、TOKIOの山口達也さんが、未成年女性への強制わいせつ事件を起こしたのだ。

   4月末に事件が発覚すると、事務所は対応に追われることに。結局、山口さんが退所、芸能界からも引退することで決着した。これと前後して、渋谷さんが4月15日に退所を発表したのに対し、大野さんの折衝はこの混乱もあってか、4か月という長期に及んだ。

   昨27日の会見で、当初「退所」を考えていた大野さんが、「休止」という結論にいたったのは、「メンバーと、事務所の方と話す中で」のことだったと明かしている。事務所側からすれば、(事情はそれぞれだが)元SMAPの3人、渋谷さん、そして山口さんと退所が相次いでいたタイミングだ。大野さんまで事務所を去ることは、なんとしても避けたかっただろう。こうして6月、ひそかに「20年いっぱいで活動休止」が決定する。

   一連の動きの陰で、もう一人葛藤していたのが、滝沢秀明さんだ。17年9月、タッキー&翼が活動休止に。最終的に18年9月、引退し後進の育成に徹することを発表する。

   すでにSMAPは解散、TOKIOは打撃を受け、嵐も休止する。これらのグループに取って代わるほどの次世代は、まだ登場していない。事務所としては、嵐が一時退場する20年末までに、新たな大看板を作らなくてはいけない。滝沢さんの「電撃引退」も、こうした事務所全体の状況を考えると説明がつきやすい。

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