貴景勝、大関昇進見送りのなぜ 「目安」はクリアしたのに...

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「基準がハッキリとしないからスッキリしない」

   初場所は横綱稀勢の里の引退や、横綱鶴竜の途中休場などがあり、大関陣の低迷ぶりは、その陰に隠れるような形で大きく報道されることはなかったが、3大関は優勝争いにからめず2ケタ勝利もままならない危機的状況にある。カド番の不安ばかりが報じられ、次期横綱候補となる大関が見たらないのが現状だ。

   平幕優勝を含む37勝という栃ノ心のレアケースを除けば、2010年5月の把瑠都以降、35勝以上で大関昇進を決めた力士はいない。最多は高安、豪栄道の34勝で、最少は稀勢の里の32勝。過去の例から見てもこの数字は低く、06年から10年の間に大関に昇進した5人の大関すべてが35勝以上の高い数字でクリアしている。

   貴景勝の大関昇進は春場所以降に持ち越されたが、ネット上ではこの決定に賛同する声が上がる一方で、昇進の基準に疑問の声も。

「基準がハッキリとしないからスッキリしない」
「基準が不明瞭です」
「明確な昇進条件を決めて明文化するべき。」
「もっと明確に大関昇進の規定を作るべき。」

   春場所で貴景勝が2ケタ勝利を挙げれば、直前3場所での34勝以上が確定し、目安の数字をクリアする。

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