テニスの全豪オープン女子シングルスで優勝した大坂なおみ選手が、2019年1月27日に開いた優勝インタビュー会見において、複数の記者が「日本語でコメントを」と求める場面があった。それを受け、ツイッターにはこんな声が寄せられている。
「英語でも日本語でも、なおみ選手のチャーミングさは変わらないのに」
「もう21の大人の女性だぞ もっと敬意はらおうよ」
「『日本語で』『日本語で』ってしつこいよ」、「彼女はアスリート」
大坂選手は会見で記者から「今の気持ちを日本語で表現するとしたらどんな気持ちですか」と聞かれ、「日本語?」と一瞬困ったような様子を見せつつも、「今の気持ちはすごく嬉しいとちょっとビックリした」と日本語で答えていた。しかし、別の記者から
「クビトバ選手、左利きの選手だった。大変だったと思うんですけど対応が。まずは日本語でどれぐらい大変で難しかったかって一言、お気持ちどうでしたか」
と質問されると「英語で言わせていただきます」と断り、英語で「今まで対戦したことのない選手でした。私にとって左利きの選手は難しいんです。2人ともとても勝ちたいということでやってきましたから、とても大変な試合でした」と話した。
このように、大坂選手に「日本語で」という枕詞を付けてコメントを求める記者がいることに関して、ツイッターには批判的な声が投稿されている。
「本当に人を試すようなインタビューはやめてほしい。なおみちゃんに『日本語で、あの時のプレイを教えてください』とか、英語の方が繊細で正直な気持ちが聞けると思う」
「『日本語で』『日本語で』ってしつこいよ!彼女はアスリートでマスコミを喜ばせるキャラクターじゃない」
「なおみちゃんの記者会見見てて思うんだけど、『日本語でお願いします』はいらないと思うんだよなぁ。本人が自分の気持ちを表しやすい方の言葉で言わせてあげればいいのに」
また、会見の中で「今やりたいことは?」と質問され、「何もやりたくない。眠たい。今は寝たいです」と苦笑気味に答えるなど、大坂選手が疲れをにじませていたことに触れ、
「4時間しか寝てないらしく明らか顔に疲れが出てるのに、『今回の大会を振り返って日本語で一言!』とか、不慣れな日本語で言わそうとする質問多すぎ」
「なおみちゃんは、疲れとるんやで?。『日本語で』って、そんなん言わんでよくない?」
と気遣うツイートも見られる。