高校野球めぐる「商業利用の禁止」との関係は?
キーワードとして指摘する人も多かった「高校野球」をめぐっては時折、「商業利用の禁止」が話題にのぼることがある。日本高校野球連盟のサイトで「日本学生野球憲章」を確認すると
「学生野球は、学生野球、野球部または部員を政治的あるいは商業的に利用しない」
との規定がある。また、同憲章には、
「(野球部、部員らは)報道目的以外の取材に対し、学生野球に関与している事実を示して、新聞・通信、テレビ・ラジオ、出版などに関与する場合には、(略)または日本高等学校野球連盟の承認を得なければならない」
といった記載もみつかる。
ただ、根尾選手の場合、確かにまだ高校卒業前ではあるが、プロ野球・中日の入団会見も済ませ、2月からの春キャンプに向け合同自主トレーニングに参加(1月23日に右ふくらはぎを故障)するなどの活動を始めているという側面もある。
NHKがいう「おとなの事情」とは、こうした学生野球憲章と何か関係があるのだろうか。それとも、まったく別の事情があるのだろうか。J-CASTニュースは25日、NHKに見解を取材した。
NHK広報の回答は、一部映像でモザイクがはずれていたことについては、
「一部加工処理をし忘れたため、再放送(編注:1月29日未明)では修正を行います」
とのことだった。
また、ネット上で「不祥事のようなもの」や「高校野球との関係(高野連からの指摘等)」について憶測が出ている点を踏まえ、「おとなの事情」について「もう少しだけでも踏み込んだ説明」を問うたところ、
「不祥事や高校野球連盟からの指摘という事実は一切ありません」
との回答だった。