インフルエンザの「異常行動」、どんな時に起きるのか 駅ホーム転落死で再注目

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意識障害を伴うインフルエンザ脳症だった可能性も

   もしインフルエンザが影響したとしたら、突然走り出す、飛び降りるといった異常行動だった可能性がある。

   厚労省の研究班が2018年11月5日に公表した報告によると、昨シーズンはインフルエンザ患者の異常行動は、95件あった。

   因果関係ははっきりしていないが、治療薬の服用は、タミフル23件など計79件あった。残りの16件は、薬を使っていないケースだった。95件のうち、年齢不明の1件を除いて94件が19歳以下だったが、大人でも異常行動はありうるという。

   亡くなった女性は、病院に行っていなかったと一部で報じられている。仮にそうだったとすると、薬を使っていなかったことになる。

   意識障害などで重症化したインフルエンザ脳症は、初期症状として異常行動も起こすとされている。薬を使っていない16件のどのぐらいが脳症だったかは分かっていないが、女性が異常行動だったとしたら、脳症だった可能性もあるかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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