ラファエルがYouTubeでBANされたワケ 過激動画?それとも例の...

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   人気YouTuberのラファエルさんのYouTubeチャンネルが、2019年1月22日にBAN(アカウント停止)された。その理由は、「コミュニティガイドラインに違反した」というもの。同日、サブチャンネルでラファエルさんは、「アカウント削除について、誠に申し訳ございませんでした。」とのタイトルの動画で謝罪。「過激な動画は一切やめ、クリーンで夕飯時に家族の方がそろって見れるようなチャンネルを目指します」と誓った。

   YouTubeのコミュニティガイドラインには、「暴力的で生々しいコンテンツ」など、避けるべき投稿内容に関するガイドラインが存在している。謝罪動画でラファエルさんは、「『クマと戦ってみた』『ランボルギーニでひかれてみた』『他人の後頭部をバットでフルスイングで殴ってみた結果』などの過激な動画は一切やめ」るとしており、これらの動画も含め、これまで自らが投稿してきた動画に問題があったとの考えを示した。

   今後は投稿内容を大幅に変更することを誓ったラファエルさん。今回の騒動について、J-CASTニュース編集部はITジャーナリストの井上トシユキ氏に意見を聞いた。

  • ラファエルさんのアカウントから
    ラファエルさんのアカウントから
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過激な動画は「自然淘汰」されていく

「ラファエルさんは以前から過激な動画でファンを楽しませてきた方です。その一方で、YouTube側のルールはコミュニティガイドラインのページを見ても分かる通り、大まかな目安とでも言える表現なので、YouTuberやユーザーには今一つ『何がいけないのか』が伝わってきません。ですので、『以前から過激だったラファエルさんが今回なぜBANの処分を受けたか』との疑問への答えは非常に難しいです」

「昨今話題の目隠しをして危険な行為をする『バード・ボックス・チャレンジ』によってYouTubeの規約が変わるということはありましたが、ラファエルさんの行為は以前から過激でした。なので、とりあえず思いつくのは、昨年12月にラファエルさんが動画で、埼玉県で行われている水耕栽培を『世界一儲かる投資』『利回り80%超え!?』などとユーザーを煽りつつ紹介したことがありましたが、その辺りの動画がYouTube側に見咎められた、ぐらいしか思いつかないですね......」

   また、今後のYouTubeも含めたネット上の動画について予想される展開についても井上氏に聞いてみた。

「『YouTubeを視聴する』という行為が今や一般的な行動になっていますから、今後、動画に対してはテレビ並みの厳しい倫理性がYouTube側からはもちろん、ユーザーからも求められていくでしょう。ゆえに、ラファエルさんがこれまでに公開してきたような過激な動画はその過程で自然淘汰されていくのではないでしょうか。また、YouTubeは今や子供さんが多数のユーザーとして利用しています。ですから、『過激な動画』が淘汰されていくことは決してYouTubeにとってはマイナスではなく、どちらかと言えばプラスの傾向であるといって良いでしょう」

   YouTubeが市民権を得ていく中、動画が選別されていくという大きな潮流が始まっているのかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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