「彼女はアンフォーストエラーが少ないので、ちょっと危険です」
全米OP優勝後の凱旋試合となった東レパンパシフィックは、スポンサー主催のイベントで忙殺され、メディアの取材攻勢にもあった。大会後、大坂のコーチであるサーシャ・バイン氏は敗因について「ストレスがあった」と明かした。大坂自身、公言しているようにメンタル面の成長が今後の課題となるが、この日、大坂は準決勝へ向けて弱気の顔をのぞかせ、ネガティブな発言を繰り返した。
「(プリスコバとは)何度か対戦したことがあります。彼女との対戦は本当にタフです。彼女のサービスを読むのがやっとなので、私にとってとても難しいです。彼女はアンフォーストエラーが少ないので、ちょっと危険です」
準々決勝後の両者の言動は対照的で、メンタル面ではプリスコバがやや優位か。大坂は準決勝で、どれだけいつもの攻撃的テニスを貫くことが出来るかがカギとなる。今大会の結果次第では、アジア初となる世界ランキング1位の座が見えてくる。注目の準決勝は24日午後に幕が開く。