菅長官の視線は「中国」に 香港テレビ「異例」インタビューに透けた本気度

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外国人材に「選んでもらえる国になりたい」

   18年12月に可決・成立した改正入管難民法についても、

「外国人材の皆さんは、もう国を選ぶ時代なんだと、そういうことも背景にはある」
「どこで働く、自分たちが働きやすい国を選ぶ、そういう時代だということを私どもが痛切に感じている。選んでもらえる国になりたい」

などと述べた。

   中国ではまもなく旧正月(春節、19年は2月5日)を迎えるが、菅氏も幼少期には秋田県で、当時の地元の風習として「旧正月」を祝っていたことを明かし、

「今年は日中友好の素晴らしい発展の年になるように、と思っているので、是非日本にも多くのみなさんにお越しいただきたい」

と呼びかけた。

   インタビューは菅氏が執務する首相官邸ではなく、東京・元赤坂の迎賓館にある和風別館で行われた。米国のトランプ大統領が17年11月に訪日した際、コイにエサやりをした際の豪快ぶりが話題になった場所だ。迎賓館の総務課によると、ぶらさがり取材ではない正式な形で和風別館でインタビューが行われるのは、今回が初めて。菅氏は16年にも、迎賓館の洋館でフェニックステレビのインタビューに応じている。

   迎賓館は有料で一般公開されており、英語のガイドツアーもある。インタビューで紹介してもらうことで、外国人の見学者を増やす狙いもあるとみられる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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