「業界への打撃は相当」「高齢者や地方は...」 コンビニ「成人誌撤退」出版界の衝撃

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性的表現ある雑誌、今後出すことは難しくなる?

   コンビニ各社では、雑誌や本の売り上げが減少しており、成人誌も例外ではない。こうしたことから、「どのタイミングで中止にしようか考えていたのかな」「女性や外国人云々はあくまで外向けの理由に感じますね」といった指摘も出ていた。

   今回の販売中止について、日本雑誌協会は1月22日、「『成人誌』の基準があいまいで、選別方法が不明瞭であることに危惧を覚える。一部雑誌の取り扱い中止に関しては、慎重な判断を求めたい」とJ-CASTニュースの取材にコメントした。

   コンビニでの成人誌取り扱いに関わっている出版社幹部は、性的な表現が載った雑誌が今後出せなくなってくるとして、「業界への打撃は相当あると思う」と取材に明かした。また、「ネットをやらない高齢者や書店の少ない地方の人たちも、とても困るのではないか」とも言う。

   コンビニでは、成人向けのマークが付いた雑誌はほとんど扱っておらず、独自の判断で成人向けコーナーを作っているとされており、この幹部は、こう不満を漏らす。

「マーク付きでない雑誌を『成人向け』と言ってほしくない。こうした雑誌を取り扱わないことになると、出版界の自主規制が厳しくなって、表現の自由を侵害することにもつながると思いますね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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