巨人・菅野、メジャー早期挑戦への「ある可能性」 岩隈対面で意欲再燃も

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   巨人・菅野智之投手(29)が2019年1月22日、ジャイアンツ球場で練習を再開した。米ハワイで約1カ月間、自主トレを行い、21日に帰国。この日は軽めのメニューで汗を流した菅野は、ジャイアンツ球場で同じく調整をしていた岩隈久志投手(37)と遭遇し、憧れの元メジャーリーガーの「オーラ」に圧倒されたようだ。

   日米通算170勝投手が醸し出す存在感に、菅野は圧倒されっぱなしだった。身長190センチの岩隈に対する菅野の印象は「めっちゃでかい」だった。菅野の身長は185センチで、岩隈との差はわずか5センチにもかかわらず、菅野の目に映った岩隈の姿は数字以上の大きさだった。

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体験談聞く中で「移籍願望」高まるかも

   2011年オフにメジャー入りした岩隈と入れ替わる形で2012年に巨人入りした菅野。これまで2人に接点はなく、菅野にとって岩隈はテレビ画面を通じて見る憧れのメジャーリーガーだった。投球スタイルに近いものを感じていた菅野は、これまでも岩隈の投球を参考にしていたという。

   岩隈の巨人入団が決まった際には「メジャーの時からずっと見てきましたし、日本での成績もすごい。吸収できるものは教わっていきたい」と話し、岩隈との対面を待ち切れない様子だったという。

   球団関係者の間では、岩隈の巨人加入によって「菅野のメジャー移籍願望が高まるのではないか」と懸念する声が上がっていたが、この日の菅野のはしゃぎように改めて関係者から改めて懸念の声が。

「菅野は上昇志向が強く、キャンプが始まれば岩隈に積極的に話を聞きにいくでしょう。メジャー志向も強いので、岩隈のメジャー体験談を聞けばメジャー熱が一気に高まる可能性もある。岩隈に会っただけで気持ちがたかぶるほどですから」

海外FA、最短で2022年だが...

   このまま順調にいけば菅野が海外FA(フリーエージェント)権を獲得し、メジャー移籍が可能となるのは2022年シーズンからとなる。ポスティングシステムでの移籍の選択肢もあるが、過去、巨人においてポスティングシステムでメジャー移籍をした選手はおらず、叔父の原辰徳監督(60)が指揮を執る間の移籍はないと見られている。

   だが、巨人の今オフの大型補強で状況が大きく変わってきた。全権監督の原監督は今オフ、FAで丸佳浩外野手(29)、炭谷銀仁朗捕手(31)を獲得し、岩隈投手、中島宏之内野手(36)らベテランの補強に成功した。これに加え、メジャーリーガーのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)を獲得。V奪回への大型補強に成功したが、一方で優勝を逃した場合、監督の責任問題にも発展しかねない。叔父が監督でなければ...。

   菅野はかつてメジャー移籍について「絶対的な力をつけて文句なく行けるようにしたい」と語っている。2017年、2018年と2年連続で沢村賞の実績を残し、その実力は米国でも高く評価されている。現状では菅野のメジャー入りは早くても32歳である。

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